電車に乗るときはどうしたらいいの?
障害者1種の方や12歳未満の障害者と、その介護者は、障害者割引が適用になります。障害者手帳を持って出かけましょう。
最近は、駅のバリアフリー化が進んでいますが、段差で車椅子が通れないなど、ホームへ行くまでが困難なこともあるでしょう。事前に乗り降りする駅のエレベータや昇降機の有無などを調べておきましょう。
切符を買ったら、改札の窓口で駅員に声をかけてください。ホームまで階段の昇降や電車への乗り降りを手伝ってもらったり、到着駅や乗換駅への連絡をしてもらいます(目的地の駅での介助をしてもらうため)。
電車に乗る際は、車椅子用車両(車内に車椅子に乗ったまま乗車できるスペースがあります)に乗せてもらいましょう。電車の乗り降りは、介助者1人では難しいので、駅員や周囲の乗客に手伝ってもらう必要があります。
具体的な乗り降りの仕方ですが、電車とホームの間に渡し板を置いてもらい、その上を渡ります。乗るときは、前向きで、前輪を車両にかけてから後ろを上げます。降りるときは、後ろ向きで後輪を降ろしてもらってから、前輪を降ろします。
乗車中は揺れるので、車椅子利用者が手すりに掴まれるように車椅子をとめると安全です。
お店に入るときはどうしたらいいの?
バリアフリーを掲げていなくても車椅子にやさしいお店があります。
・入り口が階段ではなくスロープになっている
・駐車場に障害者専用エリアを設けている新しい大型店などは、通路が広かったり、車椅子利用者用の広いトイレが完備されているなど、車椅子ユーザーが利用しやすくなっているようです。
買い物の時、車椅子の高さでは、高い棚に届かないことがあります。そんなときは、介助者や店員に取ってもらいましょう。また、車椅子が通れない狭い通路に欲しい商品があるときも、無理に入ると周りの商品にひっかかり落としてしまったりするので、介助者などに取ってもらった方が良いでしょう。
トイレについては、使いたくなってから探しても近くにないことがあるので、外出先で車椅子でも使えるトイレの位置を事前に把握しておくことが大切です。
ユニバーサルトイレを検索できるサイトがあるので、利用してみてください。
上れない段差はあきらめるしかないの?
介助式車椅子の場合、キャスター(前輪)を上げれば10cmまでの高さの段差なら超えられます。
<前向きの場合>
1.介助者は、車椅子のステッピングバーを踏みます。
2.ハンドグリップを押して下げ、キャスターを上げます。
3.キャスターを段に乗せます。
4.後輪を押し上げます。
5.キャスターを下ろすときは、ステッピングバーを踏みながら下ろします。
乗車中は揺れるので、車椅子利用者が手すりに掴まれるように車椅子をとめると安全です。
<後ろ向きの場合>
1.前向きの場合の1〜2の方法でキャスターを上げます。
2.後輪を段差の角に当て、引き上げます。
3.ステッピングバーを踏みながらキャスターを下ろします。
雨の日の移動はどうしたらいいの?
【手動車椅子の場合】
両手がふさがり傘をさすことができないので、合羽やポンチョなどを着て外出します。
【電動車椅子の場合】
両手が健全で片手で動かせる人は傘をさして外出することができます。片方の手や腕などに障害のある人は合羽が必要です。
ただし、電気系統が水に弱いので注意が必要です。制御回路やマイクロコンピュータがダメージを受けると修理できず、部品交換になり修理費が高額になることがあります。
飛行機に乗るときはどうしたらいいの?
機内に乗るときは、専用の車椅子に移乗します。電動車椅子の場合、積み込みの際はバッテリーの取り外しが義務になっています。
乗ってきた車椅子は荷物として預けますが、分解する場合は到着先で組み立てた状態で用意しておいてもらえるように話しておく必要があります。
お風呂に入るときはどうしたらいいの?
健康状態や障害の度合いなどにより、バリアフリーで広いスペースへの改修や、水に強い入浴・シャワー用車椅子、湯船に入る際のリフトの使用などが必要です。
リフトのレンタルはこちら
トイレに入るときはどうしたらいいの?
健康状態や障害などの度合いにより、ポータブルトイレやオムツを利用する場合もあります。
車椅子でトイレを利用する場合、バリアフリーの広いスペースに改修が必要です。
住宅改修について詳しくはこちら
寝るときはどうしたらいいの?
ベッドで寝る方がほとんどですので、車椅子とベッド間の移乗がポイントになります。麻痺などの有無、腕力などによって、自力で移乗できる場合と介助が必要な場合があります。
麻痺がある場合は、患側を壁にして就寝します。
移乗の際は、必ず車椅子のブレーキをかけましょう。かけていないと移乗の途中で車椅子が動いてしまい、大変危険です。また、フットレストははね上げておきましょう。車椅子を置く角度は、ベッドに対して30度くらいが移乗しやすいようです。
車椅子の入場者は、付き添いと二人分が無料になります。
車椅子の入場者は、付き添いと二人で半額の2,000円になります。
アクアミュージアムにて、付き添いと二人で半額になります。